海外携帯電話・Nokiaの思い出

Nokiaの携帯電話が教えてくれたもの

Nokiaの携帯電話は、当時、海外生活を始めたばかりの私にとって、一番身近なパートナーでした。
現在、その役割を担っているのはスマートフォンとタブレットです。
 
もちろん、あの頃よりモバイル通信の回線速度も格段に速くなり、大容量のデータ通信でさえも、モバイル機器でストレス無く行うことができます。
 
私はNokiaのGSM/3G端末でGPRSやEDGEの通信を学びました。ラップトップ、PDAとNokiaの携帯電話は、私の海外生活の一部でした。
高速回線の充実と端末の進歩、そしてPDA、スマートフォンという端末開発競争は、Nokiaにも大きな影響を与えました。
私が使用していたNokia E71も、そのひとつの答えだったはずです。
 
そのNokia E71では、スマホをいじる楽しさを教えてもらったと思っています。
端末の日本語化は、素人でもできる作業ではありましたが、スマートフォン時代の今となっては懐かしい、段階をしっかり踏んでいかないと
上手くいかない作業でした。
現在は、たくさんのアプリを瞬時にダウンロード→インストールすることが可能ですが、当時は若干面倒くさい作業でした。
その面倒くささを楽しませてくれたのがNokiaの端末だったわけです。
 
iPhoneやAndroidが勢力を拡大してくると、次から次へと興味深いアプリが登場しました。
そして、そのすべてがシンビアンOSに対応していないという…悲しい過去ですね。やはり時代の流れに逆らうことはできないのです。
 
私は現在のスマホ時代も同じように楽しんでいます。Sony Xperia Sが私の初めてのタッチスクリーン式スマホとなりました。
このXperiaにセットするSIMはmicro-SIMだったのですが、時々、アダプターを介してmini-SIMのE71に挿していました。
それでしばらく使うとやはり良いのです。E71のフィジカルQWERTYキーボードが。
 
もちろんメインはXperiaでしたが、その端末の調子が悪くなって以降、しばらくはE71が通話用端末として大活躍しました。
iPadとの2台持ちは最高のデュオでした。
 

昔のビッグネームは、スマホの時代をどう戦うのか

Nokiaブランドは2017年、ついに携帯電話・スマートフォン市場に戻ってきました。
HMD Global社は既に、Androidを搭載したハイエンドモデル「Nokia 8」を筆頭とするスマートフォンラインアップを発表しています。
 
iPhoneとAndroid端末が台頭するまで、世界の携帯電話・スマートフォンマーケットの先頭を走っていたNokia。
リバイバル端末の投入と、まったく新しいAndroid端末となったスマートフォンのラインアップは、
世界のスマホ・携帯市場に刺激を与えることができるのでしょうか?